手紙屋を読んだ

喜多川さんの最新作品。喜多川さんの作品は、僕が自己啓発本を探している時にamazonリストマニアで紹介されており、そこでたくさんの高評価を得ていたので試しに「君と会えたから・・・」を購入したのがきっかけ。「君と会えたから・・・」を読書後、続いて「賢者の書」も購入し、一気に読んだほど気に入った作家さんなのです。喜多川さんの作品はどちらかというと、ビジネスマンというよりかは学生さんを対象にしたような題材が多いのですが、ビジネスマンにも全然読んでほしい本です。自己啓発本の類に入るとは思うのですが、よくある精神論を語った本ではなくストーリー仕立となっており、大変読みやすく、なんといっても読書後、とても心が穏やかになる(優しくなる?)のが特徴だと思います。

次回作を楽しみにしていたのですが、いつのまにか発売されていました。
今回もとても丁寧に書かれて、日々の雑踏のなかで忘れていた優しさを思い出させてくれました。

あなたの持っているものの中で会社が欲しがっているものは、時間と労働力以外にもたくさんある。あなたにはお金ではなく、もっと素晴らしいものが、相手がどうしても欲しいと思うものが、たくさんあるのだ。

成果主義を採用している会社にいると、どうしてもアウトプットばかりに気がいきがちだけど、それ以外にも、その人が職場にいると明るくなるなど数値に表すことができないものも能力の一つだと思い出させてくれました。

そして、今の僕にぴったりの言葉が以下。

今、目の前にあるものに全力を注いで生きること

今の僕は、がんばってはいるけど結果がでなかったりすると、消極的な考え(甘え)になりがち全力が出しきれていないように思う。だけど、これからは違う。

あなたの成功は、成功したあとに出会うたくさんの人たちによって心待ちにされているのです。

たくさんの壁は、壁の向こうにいて乗り越えたら出会うことができる人たちだけでなく、壁のこちら側でその壁を乗り越えるのを応援してくれている人も含めて、いろんな人の応援という力を借りて乗り越えていくもの

また、明日から人に優しく、自分に厳しく生きていこうと思った作品でした。
機会があったら、皆さんにもぜひ読んでほしい一冊です。

「手紙屋」

「手紙屋」