フェルマーの最終定理を読んだ
「数学ガール/フェルマーの最終定理」は、まだ読んでいないが、この本からフェルマーの最終定理という定理を知って、興味を持ったのでサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」を読んでみた。
この本、文庫本なんだけど500ページ近くあってかなり分厚い。活字を読むのが遅い僕としては、けっこう時間かかるだろうなと思っていたのだが、面白くてあっという間に読んでしまった。
この本は数学の本ではなく、フェルマーの最終定理という350年もの間、証明されなかった問題がアンドリュー・ワイルズによって証明されるまでの物語となっている。中、高、大学で習った定理がタイムラインに紹介されるところは大変興味深かった。フェルマーの最終定理は1993年に証明されて、恐らく日本でもニュースとして流れていたのだろうが、13歳の野球少年には全く、そのニュースには関心がなかったのだろう。全然記憶にないし、フェルマーの最終定理すら知らなかったのだから。。
この本に、数学は美しいと書かれているのだが、なんとなく分かったような気になった。数学は曖昧さを排除した絶対的な学問だということ。ある証明がされると、その証明を使って新たな証明が生み出される。したがって、完全性が求められるわけである。
今までの人生でひとかけらも数学に興味を持たなかった僕が、この本を読んで数学に興味を持った。学生時代に読んでいたら、数学に対する意識も変わっていただろうに。過ぎたことは、しかたがないので学生さんには、大変オススメな書籍です。
それと、この本の著者、サイモン・シン。専門的な数学を説明しないでも、これほど数学に興味を持たせ、長い間、証明されることを待望されていた定理をドラマティックに描いた筆力はすごい。
次は、サイモン・シンの「暗号解読」を読んでみたい。
また、この定理を知るきっかけとなった結城さんの「数学ガール/フェルマーの最終定理」も読んでみよう。
追記:
id:hyukiさんからはてなスターを頂きました。ありがとうございます。
ちなみに既に「数学ガール/フェルマーの最終定理」は購入済です。今は、資格の勉強などで読む時間がとれませんがとても楽しみにしています。
- 作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫
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数学ガール/フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)
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