数に強くなるを読んだ

この本は、算数や数学の本ではなく、「数」にかかわる本だ。
言葉で「数」と聞くと算数や数学を連想してしまい、苦手意識を持つ人が多いと思う。
ところが、この本は身近な例題を使って「数」の感覚を磨いていくことを目的としている。

まず始めに、「数」について以下の構成要素から成立すると定義している。

・種類
・狭い意味での数
・単位

種類は意外に思ったが、考えてみると数の対象がなんなのかは重要だなと思った。

例題では、以下のような身近な内容を大変丁寧に解説している。

・おつかい
・気色の良い数、悪い数
・日本人と外国人の数の読み書きによる違い 。。。など

途中、数ページに渡り自著本を例題に取上げていて、読者にうまく宣伝している。
僕も著者の本「直観でわかる数学」を読んでみたくなったのでamazonで検索した。
購入はしなかったが機会があれば、ぜひ読んでみたいと思う。

数が強くなるには、日々の生活の中で数を認識し、数にする癖を習慣づけていくことが
重要ということを誰にでもわかるように、やさしく説明した良書だった。
今回、図書館で借りて読んだのだが購入して手元に置いて、いつでも読めるようにしておきたくなるほどだ。

数に強くなる (岩波新書)

数に強くなる (岩波新書)